◆Making

漫研で、デジタル初心者〜中級者を対象とした項の担当になりましたので、
いつも描き方が変わってしまう自分へのメモも兼ねて。。。メイキング。

厚塗りです。漫研なのに。漫画っぽい塗り方はまだよく分かってないんです(だめだこいつ)

初心者向けを意識して書いておりますが、実際に、ソフトをいじりながら感覚を掴んで頂くのが一番効率が良いと思うので
あまり言葉で補っていない部分が多いです。すみません。

どこまでも中途半端なメイキングですが、少しでもご参考になれば。

◆お戻りの際は、ウィンドウを閉じてください。

使用ソフト:PhotoShop CS5.1
ペンタブ:intuos5(描画領域A4)

◆ラフ1◆
新規レイヤーを作り、
簡単に構図を取ります。

持ち看板に使うイラストなので、
中心に情報が集中するように意識しながら。

(言っておきながら、
盾の位置は失敗したなと思っている#クズ)

●memo●
今回はあまり関係ないような気がしますが。

予定するサイズより大きいキャンバスで描き始めるようにしてます。
画面からはみ出す部分まで描くと、
仕上がりに迫力が出るような気がします。
(トリミング前を見ながら作業するわけで、
ただの錯覚かもしれない) 
◆ラフ2◆

線画に進む前に、もうすこし綺麗にします。
同じレイヤーで、
ひたすら消しゴムとブラシで描く、削るを繰り返し。


●memo●
下書き綺麗にしておかないと、後悔することが多いです。
完成品が下書きのレベルを超えるって事は殆ど無い。。。

上手い人のメイキングを見ていて、
「やはり下書きの時点で完成度が高い…」と
思うようになってから、そう思うようになっただけだけどね


◆線画◆
新しく線画レイヤーを作って描きます。
ブラシは下書きの時より小さくします。
細部も詰めていけるように。

色は今回深緑色を選択しました。
こげ茶とかのが良かったかもと後から後悔しましたが、
線画に黒を使わないってのは基本らしいですね。
理由はよく分かってません。 #クズ
厚塗りでいつも線画潰してるから余計に分からないのかも…

●memo●
髪や顔など、重なる部分はレイヤー分けして、
(髪に隠れる部分も描きながら)最後に統一すると効率が良い感じ。




◆線画終了◆

さあ、顔以外まるでやる気の感じられない線画ができたよ!
腰回りはトリミングでカットする気満々なので余計に汚い。。。


★余談★
ゲーム系イラストレーターとして有名なタカヤマトシアキさん。
ドラゴンドライブで、センコークーラなど、数々のドラゴンイラスト、デザインを手掛け、
現在はメカ、クリーチャー、人物問わず様々なイラストを描かれております。
ピクシブもやってらっしゃいます。

線画を描かず、下書き→塗りで描く事で作業の効率化を図っているそうですね。(おもいきりwiki情報)
凄いなあ… 頭の中のイメージが完全にできあがっているのでしょう。
実力と経歴が無ければそんなことサラっとできないよなあ。。。


◆下塗り1◆

先に背景の色から掴みたいと思います。

後から背景に合わせて
キャラの色を補正するより、
始めから背景の色味も
考えながら色選べた方が良い気がするので。

色掴むくらいなら別に
普通のブラシ使ったっていいんですが、
かっこいいのでカスタムブラシ使います。

カスタムブラシの作り方(別窓)
◆下塗り2◆

赤で囲った部分をいじりながら、派手な色味にしていきます。

モード/よく使うのが、
暗くする→乗算、焼きこみ、
明るくする→スクリーン、覆い焼きあたり。

不透明度と流量は、端的にいうと
インクの濃さのようなものです。

このあたりは実際に試行錯誤しながら、
性質をなんとなく呑み込んでいきます。
◆下塗り3◆

こんな感じになったよー
この辺はわりといつも成り行き任せですね。
フォトショが優秀なのでなんとかしてくれます!!よ  !

覆い焼き→黄土色
焼きこみ→ちょっとくすんだ緑
あたりの色を使った、ような気がします


◆下塗り4◆

ライティングとか、モノが持ってる地色が
どんなふうに影響し合うのかに興味を持つようになったのは
ごくごく最近なのでここで言える事は殆ど無いですが。。。

全体的に黄色っぽい感じにしたかったので、
気持ち青をおさえ、オレンジを強く、
緑はちょっと黄色に傾けて色を選びました。


あと、背景が気に入らなかったので、
画面上方のファイルタブの並びにある、
フィルタ→ぼかし→ぼかし(ガウス)を使いました。

でもひょっとしたら一時の血迷いかもしれないので、
元の背景もコピーして残しておきます。


◆本塗1◆

描きこみに入ります。
今回、マスターソードを発光させたかったので、
光が直撃する角度の部分は、
ほぼ光源色の青白い色をのっけちゃいます。

やりやすいようにレイヤーは増やしたり統合したりを繰り返す。


◆本塗2◆

描きこみはだいたいここまで。

マスターソードを点光源とし、
付近は強く明るい面積を多目に…

といいつつ、実行できているのか…?(駄目

●memo●
「点光源」
ろうそくの火、焚火などですね。
距離が開くしたがって、急速に弱まる光です。


◆補正1◆

マスターソードの発光感を出したい!
画面にメリハリが欲しい!

ということで加工していきます。

新規レイヤー(レイヤーモード覆い焼きに。赤丸上。)

ぼんやりしたブラシを選び、青でベターっと。



◆補正2◆

先ほどの覆い焼きの上に、
焼きこみ(明るすぎる部分を暗く、暗い部分をもっと暗く)、
さらに覆い焼き(光が拡散しているように見せるため、全体的にうっすら)
を載せました。

しっくりくるところまで適当にレイヤーを重ねていきます。

それでもまだ顔が明るく飛びすぎていますし、
コントラストもいまいち足りないような気がする。


◆補正3◆


イメージ(ファイルタブの並びに)

色調補正

トーンカーブ

適当に納得のいくところになるようにいじります。

色調補正は、
トーンカーブ以外にも色々使えるものがあるので、
フィルターと並んでマメに実験するようにしています。。。



◆加工1◆

新規レイヤー(焼きこみ)を使用。

ここで再びカスタムブラシの登場。
ブラシサイズは大きくして、

ウインドウ

ブラシ

散布、デュアルブラシなどをいじりながら、
ポンポンとテクスチャをのっけていきます。

あとは。トリミングしておしまいです。


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人の役に立とうと言う意思が感じられないメイキングになっていしまいました。ごめんなさい。(謝れば免罪符になると思ってます。#クズ)

長々と、お付き合いいただきまして、ありがとうございます。